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更新日:2018年1月1日
鏡形土製品 鳥形土製品
町指定・考古資料
指定名称:鏡型土製品(かがみがたどせいひん) 1点
:鳥形土製品(とりがたどせいひん) 1点
所在地:大中1丁目1-2(郷土資料館)
二つの土製品は、国指定史跡大中遺跡からの出土品です。
鳥形土製品は播磨町教育委員会が昭和37年から38年にかけて行った第1次調査で、第1号竪穴住居跡の床面から出土。また、鏡形土製品は昭和46年に播磨町教育委員会が実施した第10次調査によって、第91号竪穴住居跡廃絶後の窪みに捨てられた土器群中から出土しています。
年代は、鏡形土製品が共伴の土器(大中3式)から弥生時代終末、鳥形土製品は共伴の土器(大中4式)から古墳時代初頭と考えられています。
どちらも当時の信仰のあり方を知る上で重要なものであり、これまで土製模造品は石製模造品と入れ替わり、古墳時代後期に盛行すると考えられてきましたが、特に鏡形土製品は全国でも最古級の祭祀具(まつりの道具)であると判明し、平成10年に町指定になっている内行花文鏡片とともに、大中遺跡の住人の祭祀具が他地域に先駆け、「銅鐸から鏡へ(地的宗儀から天的宗儀)」と変化した証となる極めて貴重な資料となりました。
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