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更新日:2018年7月13日

町指定文化財 海外新聞

新聞誌 第一号 新聞誌 第二号 海外新聞 第六号

町指定:歴史資料

指定名称:新聞誌 第一号 1点

新聞誌 第弐号 1点

海外新聞 第六号 1点

所在地:大中1丁目1-2(郷土資料館)

shinnbunnshi

上記の新聞は、播磨町出身のジョセフ・ヒコが幕末に横浜で岸田吟香・本間清雄の協力を得て発行した、日本で最初の民間人による邦字紙。最初は『新聞誌』、第五号から『海外新聞』に改題する。

  • 『新聞誌』第一号は、木版刷り和半紙二つ折り六葉。10g。表紙は新聞誌とのみ印刷し、奥付にヒコのサインと百四十一番を手書きする。また、後書きには、「英国の飛脚舟ハ一月ニ二度ツ々ハ此港ニ来るものなれハ、便り有る度毎に速やかに出板し……」と、新聞の定期性とニュースの速報性に関心を払っている。
  • 『新聞誌』第二号は、木版刷り和半紙二つ折り七葉。12.5g。奥付のヒコのサインも木版になり、この号から丁数(六~十一)を記す。この号の後書には、童子之輩にも読なんことを欲すれハ……」と、子どもにも読まれる新聞、わかりやすい新聞づくりを宣言している。
  • 『海外新聞』第六号は、木版刷りの和半紙二つ折り六葉、10g。表紙は富士山と神奈川港の景色を藤蔓で囲む図で飾る。この号には、アメリカ国の南北戦争とリンカーン大統領暗殺の詳報とともに、ワシントンの町の情報も伝えている。
    日本に現存する新聞誌第一号と第二号の木版刷りはこれのみで、これら3点には元の所蔵者であろう「時習斎」の朱印が残っている。

お問い合わせ

部署:播磨町郷土資料館

住所:加古郡播磨町大中1丁目1番2号

電話番号:079-435-5000

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