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更新日:2022年1月24日

町指定文化財:愚胸記(當家立身巻)

愚胸記(當家立身巻)

町指定:歴史資料

指定名称:愚胸記(當家立身巻)

保管場所:大中1丁目1-2(郷土資料館・個人蔵)

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東本庄村庄屋梅谷七右衛門清政が享保17(1732)年に書き遺した『愚胸記』は当時の村の有様や生活の様子をうかがい知ることができる文献のひとつです。その中には、著者七右衛門清政の人生哲学、あつい信仰心に支えられた日常生活と家族への思いがつづられています。

18歳の若さで東本庄村の庄屋を継ぎましたが、その当時村は決して豊かではありませんでした。打開策として新田開発を志し、その成功によって村の困窮を救います。その後、魚問屋を開業して財を成し、その財を活用して地域の神社や寺を建て直し、感謝されています。意外に質素な暮らしぶりの中で地域には惜しみなく金銀を使い、困った人にはできる限りの世話をすることなどが書かれており、七右衛門清政の「苦労人庄屋」としての人間像についても知ることができます。

50歳になった七右衛門清政が静かにその一生を振り返り、自筆にて書き上げたのが『愚胸記』です。本文161頁からなるこの書物は、江戸中期の村(現在の播磨町)の姿を生き生きと現在に伝えてくれる貴重な第一次資料です。

お問い合わせ

部署:播磨町郷土資料館

住所:加古郡播磨町大中1丁目1番2号

電話番号:079-435-5000

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