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更新日:2022年5月31日
令和4年5月29日(日曜日)に中央公民館で記念式典を挙行しました。
式典では、記念映像の上映にはじまり、本町の発展にご尽力いただいた方々への功労者表彰や感謝状贈呈、協働のまちづくり宣言を行いました。
宇佐美 隆史 | 岡田 千賀子 | 小川 一茂 |
川北 健雄 | 河野 照代 | 藤原 秀策 |
加藤 和子 | 岸本 和夫 | 小林 賢一 | 佐伯 富佐子 |
澤田 猛 | 古川 勝子 | 松本 典昭 | 吉川 健次 |
青木 久詞 | 木村 重圭 | 坂口 正信 | 清水 小由里 | 中山 昌久 |
溝上 敏夫 | 宮脇 貢 | 吉野 雅文 | 米津 実千代 |
梅谷 良治 | 戎井 晧二 | 大西 康弘 | 下司 和志 |
藤原 敏夫 | 藤原 正照 | 松下 京一 |
浅沼 律子 | 稻谷 勝 | 酒井 みつ江 | 髙木 利夫 |
髙田 美知子 | 田畑 世津子 | 人見 志のぶ | 藤田 久代 |
枡田 惠子 | 山口 克己 | 藁科 文雄 |
原田 菜摘
淺原 重利 | 淺原 昌三 | 淺原 正文 | 多田 勝義 |
播磨町の60年の歩みを、時代とともにまとめた映像です。
各小学校代表の児童のみなさんと町長が宣言を行いました。
風薫る新緑の五月、この春の佳き日、播磨町町制施行60周年の記念式典を挙行いたしましたところ、ご来賓並びにご出席の皆さま方におかれましては、公私何かとご多用のところ、多数ご臨席を賜り誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚くお礼申し上げます。
瞬く間に世界中に蔓延した「新型コロナウイルス」は、私たちの生活、地域のコミュニティ、行政の各種事業にも大きな影響を与えました。播磨町においても、多くの行事、イベントの中止が相次ぐ日々が続きました。そうした中で、この60周年記念式典も不安な思いで準備を進めてまいりましたが、無事この日を迎えることができましたことは、職員共々この上ない喜びでございます。コロナ禍にあって、ご出席いただきました皆さま方に重ねてお礼申し上げます。
さて、播磨町は明治22年4月1日以来70余年の永きにわたり親しまれてきた兵庫県下で最後の村「阿閇村」から、昭和37年4月1日をもって町制を施行し、このたび60周年を迎えることとなりました。古き時代より、瀬戸内に面した穏やかな、そして豊かな地域であり、日本で初めて新聞を発行した新聞の父「ジョセフ・ヒコ」や、新井を開削し豊かな恵みをこの地にもたらした「今里伝兵衛」などを輩出したまちでもあります。60年前、激しい合併論争が町を2分するような状況になった時もございましたが、その論争に終止符が打たれた時、住民の声として期せずして起こってきたのが、村名の変更と町制の施行でありました。急激に発展する播磨臨海工業地帯の重要な一角を占める本町が、独自の道を歩むのにふさわしい名前をとの願いが、阿閇村を播磨町に変更し、即日、町制を施行することでありました。
当時の人口は、9,363人、行政区域の面積もわずか6平方キロメートルと県下で1番小さな面積のまちでございました。その後、昭和47年3月に新島が、また昭和50年8月には東新島が埋立てを完了し、海岸部に大規模な工業団地が誕生いたしました。現在新島では60社以上の企業が操業しております。そして、町域は9.13平方キロメートルとなりました。それでもなお、県下で一番小さなまちではありますが、人口は現在34,700人以上となり、県下のまちでは一番多くなっております。
阪神間にも近く、交通至便なまちとして宅地化も進み、昭和50年代には急速に人口が増加し、学校や文化・体育施設などまちの基盤整備が急ピッチで進められました。その後コミュニティ施設や公園、健康福祉施設、下水道施設など、快適な都市環境の整備に努めてまいりました。
平成15年には住民の念願でありました「JR土山駅」の橋上化も完成し、平成23年土山駅南の町有地への病院誘致、工場跡地であった隣接地には複合商業施設が誕生いたしました。大きく様変わりした土山駅周辺は、播磨町の玄関口にふさわしく、交通の要所として終日にぎわっております。
また、町制施行と同じ年に発見されました大中遺跡は国指定の史跡となり、15年前には県立考古博物館が開館いたしました。周囲の公園整備とあわせて緑豊かな空間として、町民のみならず多くの来訪者に愛されるスポットとなっております。
財政面におきましても、50年前に造成された新島や臨海部の企業活動にも支えられ、県下でも上位の財政力を誇る自治体として堅実な歩みを続けてまいりました。また、平成27年には播磨町の南部を横断する町道「浜幹線道路」が全線開通し、その沿線となる東部地域では今なお宅地開発が進められており、高校、中学、小学校が隣接する周辺環境は、以前の田園風景から大きく様変わりしております。
教育環境の充実、子育て支援にも力を入れてまいりましたので、子育て家庭の定住も増加し、若い方々からも「子育てしやすいまち」とのお声を、多くいただいているところでございます。
こうした播磨町の今日の発展は、これまで町政に携わっていただいた多くの方々のご尽力と、先人たちの熱き思い、そして住民の皆様方の温かいご協力によるものと深く感謝いたしております。謹んでお礼申し上げます。
この時代を引き継いだ私たちがさらに次の世代へと、このまちを良好な形で引き継いでいくことが、今を生きる私たちの使命でもあると思っております。播磨町の子どもたちが大きくなった時、このまちに生まれ育ったことを誇りに思い、いつまでも心の中に、きらきらと輝き続ける「記憶に残る 温かいふるさと」であって欲しいと願っております。
SDGsの理念のもと策定いたしました「第5次播磨町総合計画」のキャッチフレーズ「いいとこいっぱい!笑顔いっぱい!みんなでつくる ふるさとはりま」をモットーに、住民、地域、企業、各種団体、議会、行政がともに手を携え、活力と魅力あふれる「協働のまちづくり」を推進してまいりたいと思っております。
皆様方のなお一層のご支援とご協力を賜りますよう、切にお願い申し上げる次第でございます。
終わりに臨み、皆様方のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げますとともに、今後より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう重ねてお願い申し上げまして式辞といたします。
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